イタリアンレストランのキッチンアルバイトはつらいし大変できついのか?働く前は料理の世界って厳しそうというイメージがありました。
結論を先に書くと、僕の中ではイタリアンでのバイトはつらいし大変だというのは、あっているし部分もあるし、そうではない部分もあるということです。
今回は、僕が大学の時に2年半イタリアンレストランのキッチンで働いたときの職場の雰囲気や仕事内容などを交えながら体験談を書きますね!
イタリアンレストランのキッチンアルバイトはつらいし大変できつかった?
イタリアンレストランでバイトをし始めたのは僕が大学2年の9月、辞めたのは大学を卒業する時、約2年半働きました。そのお店はリストランテだったので、イタリア料理店では高級な部類に入ると思います。(感覚的にはリストランテとトラットリアの間くらいなのかな)
- ランチで2400円、3800円、5000円のコース、それ以上のコースは食材などを相談してシェフのおまかせコース
- ディナーは3000円、5000円、8000円のコース、それ以上のコースは食材などを相談してシェフのおまかせコース
こんな感じのコースでした。バイトする前は僕のイメージ的には高級店ほどシェフは厳しいので「つらいし大変できつい」と思っていました。
キッチン内の雰囲気や人間関係
実際に働いてみて、料理長に毎回罵倒されるということはありませんでした。まぁこれは料理長の性格とかの問題なので、バイトしてみないと人間関係は分からない部分ではあると思います。
キッチンは料理長1人、社員3人、アルバイト1人という体制でした。僕が働いていたイタリアンレストランのキッチン内の雰囲気は黙々と料理を作っている雰囲気でした。厳しい言葉が日常的に飛び交ったりということはありませんでした。
ただ、忙しい時はキッチンは戦場と化します(笑)お客さんには温かい料理を届けなければいけないのでスピード勝負ですし、料理長から「早く料理を出せ」という言葉が出るのは当然だと思います。
「イタリアンレストランのキッチンアルバイトはつらいし大変できつい」というのは忙しい時ですが、これはイタリアンレストランでなくても接客業だと忙しい時には戦場になるのは、同じことが言えると思いますので、どこでバイトしても同じだと思います。
辞めたいと思ったことはあるか?
イタリアンレストランのキッチンアルバイトを辞めたいと思ったことは正直あります。でも辞めたいと思った理由は自分のミスで怒られて気持ちが凹んでいた時でした。
でもこんなことで辞めるなんて逃げてるだけだと思って、実際には辞めるまでには至らなかったです。まぁミスして怒られるのは当然ですからね。普段は人間関係はよかったので追いつめられるということはなかったです。
以前本当に辞めたことがある
実はこのイタリアンレストランでバイトする前にフレンチレストランのキッチンでバイトをしたことがあったのですが、そのお店の料理長がめっちゃ罵倒してくる人だったんです。しかも理不尽に自分の感情を押し付けてくるだけのような感じに。
このフレンチレストランは初めてのアルバイトだったし、自分がいけないと思って我慢していたんですが、段々バイトに行きたくなくなってくるしついに限界になって3ヵ月で辞めました。
あのまま続けていても精神的にやられていたし辞めてよかったと思っています。忙しくて「肉体的につらいし大変できつい」のだったら続けられますが、「精神的につらいし大変できつい」は耐えられなかったです。
その後、先ほどお話ししたイタリアンレストランのキッチンバイトをしましたが、人間関係もよくてバイトに行きたくないということはありませんでしたし大学卒業までの2年半辞めずに働くことができました。結局のところバイト先の人によるのかなと思います。
イタリアンレストランのキッチンアルバイトの仕事内容は覚えることが多い?
イタリアンレストランのキッチンアルバイトの仕事内容は覚えることはそれなりにあります。これも初めてするバイトでしたら当然覚えることだらけなので飲食店に限る事ではないですね。
仕事内容
バイトをし始めたイタリアンレストランのキッチンの人員状況によりますが、営業時間中は基本的にはバイトはまずは洗い場を任されます。
食べ終わった後の食器や調理器具などを洗いますが、業務用の食器洗浄機がある所が多いので難しい仕事ではありませんが、1度に洗う量や順番を考えたりしてスピーディーに進める必要があります。
洗い物の合間に仕込みや食材の下処理を任されることもあります。営業時間外はひたすら仕込みです。
バイトし始めた頃に実際に僕が任されていた仕込みは、
- ホタルイカの目と骨をピンセットで取る
- 魚の内臓を取る
- サラダの下処理
- まかないのご飯炊き
他にもたくさんありますがこんな感じ。ある程度戦力になってきたことに任されていたことは例えば、
- 前菜の盛り付け
- ドルチェの盛り付け
- パンナコッタを1から作る
- ローストポークやローストビーフのカット
- ケーキのカット
- フォカッチャを1から作る
- フルーツのカット
その他には、僕が働いていたイタリアンレストランでは土日は婚礼が入る場合が多かったので、婚礼の盛り付けや仕込みもやりました。あと途中から、まかないの担当になって10人分くらいの従業員の食事を作ったりしていました。
イタリア語や用語、厨房機器の名前は覚えなければいけない
僕が仕事内容のことで最初に苦労したのは、イタリアンの用語や厨房機器の名前などでした。働いていたレストランはイタリアンがベースで若干フレンチの要素も入っていたので、用語は余計難しかったのかもしれません。
ただホールのバイトと違って、料理名の意味や調理法をお客さんに説明するとかはないので、その点は気がラクかもしれません。
- ホタルイカとからすみのパスタ アーリオ・オーリオ
- マグレ鴨のロースト そのジュを使ったマデラソースで
こんなメニューをバイト初心者がお客さんに説明できますか?僕だったら無理だな~と、当時はホールでなくてキッチンにしてよかったと密かに思っていました(笑)
厨房機器や調理器具は特殊なものがあったり、作業する時の用語も日本語ではない場合があります。例えば、ここにあるやつを「シノワでパッセしといて」と言われたら何をしていいのかイタリアンレストランで未経験で初めてバイトする人はわからないと思います。
- シノワ=濾し器
- パッセ=濾す、通過する
という意味なので、「シノワを使って濾しておいて」という指示ですね。その他にも、食材の切り方でも「コンカッセにしといて」と言われたり(コンカッセ=サイコロ)とか色々あります。
最初は知らない言葉だらけで意味が分からず混乱しますが、徐々に慣れてくるので心配ありません!ただ、一度聞いたことはその場でメモ帳に書いて同じ質問はしないようにしましょう。
結果、未経験で初めてでも大丈夫なの?
僕がほぼ未経験で初めての状態で2年半もイタリアンレストランのキッチンでバイトすることができたので大丈夫です!
わからないことは用語や仕事内容は聞けばいいし(ただしきちんとメモして同じことは聞かない)何も問題はありません。やる気があれば評価してくれますし、色々任せてくれるので楽しいですよ^^
まとめ
実はイタリアンレストランのキッチンアルバイトを辞めた後に、料理長からランチを食べに来いと言われて行ったらフルコースをタダで御馳走してくれました。
料理長には直接教えてもらったことも多くて時には怒られたりしたこともありましたが、何より僕が頑張っている姿を見ていてくれたんだなと感じました。ここでバイトをして本当によかった!途中で辞めないでよかった!
ここでのバイト体験で学んだ、スタッフとの連携や周りを見て状況に合わせた判断など社会人になって役に立ったことがたくさんあります。
イタリアンレストランのキッチンバイトはつらいし大変できつい部分も時にはありますが、人間的にも成長できるしおすすめのアルバイトだと思います^^
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