熱性けいれんを1日に2回目も発症してしまった1歳半の子供の記録

熱性けいれん 一歳半 一日二回

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熱性けいれんを1日に2回目も発症してしまった1歳半で息子。私自身も初めての経験でいつまでこの痙攣が続くのかわからない恐怖と不安がありました。

今回はその時の症状やどのような処置が行われたかどうか?熱性けいれんを一歳半で1日に2回発症してしまった息子の記録を紹介します。

最初に簡単にまとめておくとこんな感じ↓

熱性けいれん発症までの流れ
  • 金曜の朝熱が出始める38.3
  • 金曜夜40度になる 寝ぐずりで寝られない
  • 土曜16:30に1回目の熱性けいれん
  • 小児科でダイアップ処方される
  • 帰宅後ダイアップは使わず熱冷ましを飲ませる
  • 熱冷ましが切れる21時頃、2度目の熱性けいれんが起こる
  • 21:20ダイアップ1回目使用
  • 総合病院にて診察、ダイアップの説明を受ける
  • 5:55ダイアップ二回目使用
  • その後熱性けいれんはなく、この2日後、解熱し始める

ちなみに今回の熱性けいれんの原因は突発性発疹での高熱が原因だったみたいで、熱が下がってから(5日目)から発疹が出始めました。その時の様子も別記事に書きましたので合わせて参考にしてみてください。

突発性発疹 症状 画像

突発性発疹の症状の画像写真など発症から完治まで1歳半息子の記録

2018年8月11日

では詳しく書いていきますね。

熱性けいれんを1歳半で初めて発症するまで1回目の流れ

ある日の朝、息子の体を触ると何だか暑いなぁと思い検温をしてみると【38.0】(あちゃ~、今日は保育園お休みだなぁ~…。)なんて思いながら、息子のかかりつけの耳鼻咽喉科を受診。というのも、ここ何ヶ月か中耳炎が治らなくてしばらく耳鼻科に通っていたのです。この時お熱は【38.3】

先生からは「やっぱりまだ軽い中耳炎が残っているから、抗生剤と胃薬、鼻水のシロップ出しておくね~。」と言われ帰宅。熱に関しては特に何も言われませんでした。

息子はとういと、特にぐずる様子もなく一日を過ごしていましたが、夜になって体温が【40.0】まで上がってしまい、それからはグズグズと中々眠る事ができませんでした。

熱性けいれんの兆候?発症まで

翌朝、昨夜から40度に上がった熱が下がっても39度台。(夏風邪にしては高熱だなぁ〜。)と思っていましたが、本人は元気におもちゃで遊んでいるし、水分もとれ食欲もあるので様子見していました。

ただ、昼食の時、いつもより若干食欲がなかったのが気になっていました。

【14時過ぎ】
眠くなってきたようでごろんと寝転び始める。するとそのまま寝入ってしまったので、私は息子の近くに腰掛けテレビを見ていました。

1時間後位に、私の座っている上にうつ伏せの状態で抱き着いてきて、また寝つき始める。いま思うとこれがダメだったんだと思います。

息子は体を冷やすことを嫌がるので、寝入ってからじゃないと腋の下や鼠蹊部を冷やす事ができません。なので、私に抱きついて来た時も何も冷やしていない状態。その上、私に抱き着いている事でさらに熱が上昇してしまったのだと思います。

10分から20分ほどそのままの体制でいたような気がします。すると、「わぁぁぁぁ〜〜〜」と顔を起こし叫び始めると体をガタガタと振るわせ始めたのです。

1回目の症状と時間 【15時26分】

すぐさま熱性けいれんだと思い、テレビで今の時間を確認。

最初は「わぁぁぁぁ」と叫んでいた息子でしたが、次第に両手をグーにし、一点を見つめてガタガタと震え始めます。口もとは食いしばっていて足は膝を少し曲げている状態でした。

嘔吐物で窒息しないよう、体を横向きにし時間も経過を確認しながら熱性痙攣が収まるのを待ちました。

そして2分弱経った頃、ようやく息子のけいれんが収まり一気に体の力が抜けて、そのまま「すぅーっ」と眠ってしまいました。この時点で時刻は【15:28】約2分弱の熱性けいれんでした。

熱性けいれんの間に救急車を呼ぶ

熱性けいれんになったのは初めてでしたので、救急に電話をするとすぐこちらに来てくださるとの事で待つ事数分。救急車はすぐ到着してくれました。

救急隊員の方は慣れている様子で、熱性痙攣が続いた時間、その時の様子を一通り聞いた後、現在の様子についてを教えてくれました。

熱性痙攣を起こした後は眠ってしまうことがあるようで息子も現在その状態なのであろうという事でした。

そして、そのままかかりつけの病院へ。痙攣止めのダイアップ座薬を処方してもらいそのまま帰宅。その時は、「けいれんが出そうになったら座薬を入れてくれ。」との事でした。

熱性けいれん2回目の発症から治るまでの流れ

家に帰って落ち着きを取り戻した息子に熱さましを飲ませると、そのまま眠ってしまったのでダイアップは使わずに様子を見ることにしました。これでもう大丈夫かなと思っていたら2回目の熱性けいれんが・・・

熱冷ましが切れた頃に2回目発症 【20時半頃】

熱冷ましを飲ましてから約4時間後、息子が起きだしたので夜ご飯を食べさせようとハイローチェアに座らせました。(いま思うと、その時もなんだかピクピクしていたような気がしますがニコニコ笑っていたりと普段と変わらない様子でした。)

ご飯はいつも通りの量を用意していましたが、なかなか食が進まず口からベーッと出した瞬間、昼間と同じく「わぁぁぁぁ」と叫び始めました。今回は椅子に座っていたので表情もよく見えましたが、目があちこち向いていたのを覚えています。

「パパやばい!時間見て!」私はまだ少しご飯が口の中に入っている息子をハイローチェアから下ろし、喉に詰まらないよう横向きに寝かせて今回は主人が時間を計りました。

2回目の症状と時間

熱性けいれん2回目の症状も1回目同様、両手をファイティングポーズの様にし両足を少し曲げ目線は真っすぐを見てガタガタと震えていました。ただ、今回はビクン!ビクン!と体全体で脈を打つ様にしていました。

私は口の中のご飯で窒息しないか?そればかりが心配でした。けいれん時間も今回の2回目は長く6分弱続きました。

そしてけいれんが収まった頃、またすぅーっと眠ってしまいました。

2回目の救急車でダイアップ1回目使用

熱性けいれんで救急車を呼ぶことに少し申し訳ない気持ちでいましたが、数時間前に起こしたばかりで今回は2回目だったし発症から3分を超えようとしていて1回目よりも長かったので、今回も呼ぶことに。

救急隊員が部屋に来た頃、息子は泣き出すも意識は混濁している様でした。隊員の方はとても親切で、夕方に一度痙攣を起こしている事、その時の状態、痙攣どめのダイアップの処方の有無など事細かに聞いて下さいました。

その後、息子は救急車に乗り込んでも「え〜〜〜ん!」と泣き続け名前の呼びかけにも反応しません。搬送先の先生から処方さていた痙攣どめを使ってくださいという事で、ダイアップを21:20ごろ挿入。

救急隊員の方が、「名前呼んであげてください。」といって下さりとても優しく対応してくれたのを覚えています。

救急搬送先での診察と症状

搬送する事10分。すぐに 救急搬送先の処置室へ通され看護師さんが熱を測ると40度。息子はずっと泣き続けていてまだ意識がはっきりしていない様子。

痙攣は治まっているように思いましたが、両足を伸ばしつっぱるので抱っこがしずらく、それを見た看護師さんが「まだ痙攣が溶けていないのかな?」とベットへ寝かせて手足の状態を確認してくれていました。

しばらくして小児科の先生が到着し、一通り問診を終える頃、時刻は22:00を過ぎていました。

息子はというと、その時はすでに泣いてはいないものの、ダラー〜っと体全体が脱力していました。先生も気にしてくれて息子に声をかけるも反応悪し。

先生の指示で体の向きを変えても呼びかけに反応するか?をやってみると、体はだらんとしているが、目線はしっかり呼びかけに対応している、その状態を見て先生が

「ダイアップを使うと体の力が抜けてしまう様になる。後は眠気が出てくるからよく寝てくれると思うよ。」

と言われ、今の息子の状態はダイアップによる薬の副作用という事がわかり安心しました。

ダイアップ2回目使用

ダイアップは、まずけいれんが起きた時に1回目使用。そして、それから8時間経過したら2回目を使用するように先生から指示がありました。

そうするとダイアップの効果が24時間効いてくれるようで、息子の場合も1回目から8時間経過した5:55に2回目を使いました。

1回目に使った時の脱力した息子をみていたので、ダイアップを使うのが少し怖かったけど、痙攣を起こす事の方が辛いんだろうと、主人と二人がかりで何とか挿入しました。

そのおかげか、その後も40度の熱が続きましたが熱性けいれんを起こすことなく、2日後に38度台に解熱し始めました。そして熱が出始めた日から5日目に36度台まで解熱することができました!

熱性けいれんの時に使用するダイアップの副作用はかなり強かった

その後、息子の熱は平熱まで下がりましたが発熱から5日目、ダイアップ使用から4日目の今日、まだ歩き方がぎこちなく瞼も半分ほどしか開いていません( ;∀;)

それでも昨日よりは良くなっているので回復している事に間違いはないと思いますが、ダイアップの副作用がこんなに強いものだとは…。

まだ完全回復するまでは時間だかかりそうですが、熱性けいれんの恐れはなくなったので一安心です。

おわりに

熱性けいれんを1日に2回目も発症する事になるとは思ってもいませんでした。むしろ、熱性けいれんを我が子が起こすなんて!そう思っていました。

しかし、まだ脳の発達が未熟な小さな子供は熱性けいれんを起こす事はそう珍しい事ではないのだそうです。

どの子でも、5歳ごろまではまだ熱性けいれんを起こしてしまう恐れがあるようなので、いつ何時、自分の愛しい子供が熱性痙攣を発症してしまっても親であるみなさんは常に冷静に、子供の状態、痙攣が続いた時間、痙攣を起こしている場所などを確認し、5分以上続いてしまった場合は救急車を呼ぶなどの対応を心がけてください。

熱性けいれんは決して珍しい事ではありません。私も今回熱性けいれんを1日に2回目も発症してしまった事実と共に、今後の息子の成長を見守っていきたいと思います。

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